レンズ鏡筒にはとんな種類があるか
 1本のレンズには、鏡筒と呼ばれる金属の支持筒に、1枚1枚のレンズが、設計通りの正規の位置を保つように取り付けられている。鏡筒にはその機能の一部として絞り調節機構がついているが、この鏡筒にもさまざまな種類がある。引伸しレンズなどに使われている距離調節の省かれた絞り機構のみの固定鏡筒、携帯時には鏡筒が引っ込められろ方式の沈鏡筒、レンズシヤッターが鏡筒に組み込まれているシャッター付鏡筒など。そして、35mm一眼レフでほとんど使われているのは、焦点調節用のへリコイドがついたへリコイド鏡筒だ。このタイプの鏡筒がもつ機構は、光学ガラスからなるレンズ部分とそれを正確に保持する機構、距離リングと連動してピント調節をする機構、絞りリングと連動して絞りを調節する機構、カメラボディと連結して、完全自動絞りや開放測光などの情報伝達をするマウント機構などがある。このほか、ズームレンズのように連続して焦点距離を変えられるズーミング機構をそなえたものや、TSレンズのようにアオリ機構をそなえたレンズ鏡筒もある。






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